大学生の頃に比べて、間違いなく向上した
点が１つある。それは「上手くいかなかった
時の対応が迅速かつ的確に出来るように
なった」という事だ。
実験していると予想してなかった現象が
起きたとか、ミスして思わぬ方向に進んで
しまったという事がある。
実験に限らず、生活しているとそういう事は
多々ある。
昔の僕ならば浮き足立って余計な事をして
状況を更に悪化させたり、迷ってばかりで
先に進まなくなったり、或いは諦めて
投げてしまったりしていたのだが、それが
無くなった。最小限の被害に抑えつつその
原因を考えて、ついでに色々試してみたり
出来るようになった。
かつては自分のこういう対応力の低さを
「一人人生劇場」と呼んで自虐的な笑い話に
していたのだが、本当はとても苦しかった。
自分自身ずっと直したかった所だったので、
改善できたのがすごく嬉しい。
あくまで「当社比」ですけど。
でもね。今の僕くらいの年齢ならば、初動時
のミスがもっと減ってるはずなんですよね。
そこは全く減ってない訳で。
相変わらず昔と同じような、早く先に進もう
としてしくじるとか、思い込みが先に立って
大事な点を見落とすとか、そういう事を日々
やってる訳です。
30年かけてリカバリーだけ上達したってのも
ねえ。恥ずかしい話だ。
自分を半分だけ褒めて、残りの半分でボロクソ
にけなして頭を思い切り殴ったのである。
もう少しどうにかせえ。
