まな板の上で

前回のブログを書いた後、重大なミスに気付いた。
mujinaの水抜き栓は2種類あって、1つは給水側
の元栓、それを閉めれば各蛇口までの水が抜ける
やつ、の他に排水側にも水抜き栓があるのだ。


これは僕もこちらに帰ってきて初めて見たもので、
実家には無い。寒い地域だと排水側で凍結する
ことがあるので給水側だけでなく排水側も水抜き
する必要があるのだ。
冬場水抜きをする時は蛇口から水を出しながら
給水側の元栓を閉めて水を抜く。
その後排水側の水抜き栓を開けて、残を抜く訳だ。


冬の間僕は給水側を閉めて排水側を開けておいた。
ここまでは良かった。が、こないだ泊まった時に
僕は給水側の方だけ開けて、排水側を閉め忘れて
いたのだ。こうすると給水側から入った水が
各蛇口をバイパスして、直接排水溝に流れて
しまうのである。


毎年やっている事なのに、今年に限って忘れていた。
昨日見に行った時にまさにその状態だったのに、
それでも気付かなかった。「なんか引っかかるな」
という認識だけは泊まった時からあったが、それを
確認していなかったのである。


気付いた瞬間、愕然とした。完全に僕のミスだ。
減免措置にはならないだろう。全額支払いだ。
いや、待てよ。これで明後日業者が点検に入ったら
その費用まで乗っかってくるんじゃないか?
いやいやいやいや、無理だって!


滅多に無いことだが朝5時まで眠れなかった。
どうしようもないけどただただ情けない。
8時半に起きて、すぐ水道局に電話した。
「多分水抜き栓の操作ミスです。なので業者の
点検無しにまた元栓を開けてもらえませんか?」
答えは勿論Noであった。ただ、今回に限り
減免措置が取られるかもしれない、それには
三者の点検結果が必要、なそうだ。
そう言われちゃ仕方ない。


今日もいつも通り家を出てハローワークへ。
その後mujinaに行って元栓の操作を行う。
今は市立図書館で、検索した仕事の確認をしたり
本を読んだりした後、これを書いている。
しゃーない。もー、どーしよーもない。
正直、仕事探しに身が入らないけれど、
そんな事言ってもしゃーない。やりますよ。
でもなーああああー!

泣きっ面に水

9時に家を出る。
まもなく盛岡に入るところで携帯が
鳴った。盛岡市水道局からだ。
嫌な予感がしてすぐに出る。


盛岡に借りているアパート、通称
「mujina」の水道使用量が異常に増えて
いる。漏水の恐れがあるので元栓を
閉めた。管理会社に連絡して漏れ点検を
してもらい、その結果を連絡してください、
との事。なになになに?


ちなみに今回の使用量だと来月10日の
水道料金は10万円だと言われて思わず
「えーっ!」と声をあげた。
いやいやいや、無理無理無理!
ハローワークに行くのはやめて、mujinaに
向かう。


こないだ中学の同級生と飲んだ時に
mujinaに泊まった。その時にどこか
水を出しっぱなしにしていたかも、と
いう恐れがあった。でも確認した筈だし、
その後一度荷物を取りに行った事も
あった。水はちゃんと止めていた筈だ。
でもな。不安がどんどん増していく。


恐る恐る部屋に入る。幸い、蛇口は全て
閉まっていたし、部屋の中に水漏れした跡も
無かった。多分水道管の漏れだと思うが、
現段階では何の確信も無い。
とりあえず管理会社に電話して、点検を
お願いした。


さて、これからどうするか。
アパートの駐車場は借りてないので長居
できないから、どこか近くで管理会社からの
連絡を待とう。どこに行く?
ハローワーク?いやいや、落ち着いてものを
考えられる状況ではない。どうしよう?


混乱したままとりあえず車に乗る。
近くで駐車料金がかからない所、と考えて
市立図書館へ。お、駐車場がガラガラだ。
とりあえずここで時間を潰すか、と
思ったところで気付く。
「定休日だ」


近くのコンビニに行く。
アイスコーヒーを買い、車内で飲む。
ずーっと不安。そしてぶつけどころの無い怒り。
「なんでこうなるかねえ!」
4年間ずっとそうだ。突然訳の分からぬ出費に
襲われる。それを返済し終わる頃に次の出費が
発生する。追われてばかりだ。俺が何をした。


でも、ここで落ち着かないと。
事故を起こすとか、2次災害に襲われる。
それだけは避けなければならない。
また車を走らせて、イオンモールへ。
買いたいものも買えるものも無いけれど、
ただフラフラする。落ち着こう。


1時間後、管理会社から電話が。
明後日水道業者が入りますとのこと。
今日できるのはここまでだ。ハローワーク
行こうかと考えたがやはり落ち着かないので
やめた。失業生活のベースキャンプこと
蔦屋書店へ。


じっくり本を眺めていたら落ち着いてきた。
本はいいよな。本はいつでも味方だ。
それにしても。前に住んでいたアパートも
水廻りで何度かトラブルを起こしたっけ。
厄払いしようかなあ。

ノウハウ

昨日の夕方に大学から連絡が来た。
離職票が届いたそうだ。早速取りに
行き、そのままハローワークへ。


昨日の昼間もハローワークに行って
いた。失業手当をもらっている期間
でもバイトができるようなので、
詳しく教えてもらおうと思って。
そしたら「仮申請ができますよ」と
言われた。


離職票が無くても退職から10日過ぎれば
手続きができるらしい。知らなかった。
離職票は後からでも良いそうだ。そんなの
どこにも書いてなかったじゃないの。
で、手続きして家に帰ってきたら大学から
離職票が届いたよー」と連絡が来たのだ。
いつもながらタイミングが悪い。


とにかくハローワークへ行った。
が、手当が入金されるのは来月の半ばだと。
昨日申請したので、24日までは待機期間
です、それを過ぎたら仕事探しはできます、
でも失業認定日は5月10日なので入金は
それから1週間後です、だって。


待機期間が終わったらすぐ入金されると
思っていたので愕然とした。
繁忙期なので手続きが遅れるのは仕方ない。
ただ元々の制度としてこんなに時間が
かかるとは知らなかった。
結局1ヶ月半は待たされる訳で、聞かなきゃ
絶対に分からんぞこんなの。


頭がこんがらがってきたので、蔦屋書店の
カフェに行く。ノートに今後の出費予定と
入金時期を書き込んで検討してみた。
1回目の入金が思ったより少ない事も
わかった。
こりゃあ大変だ。色々対策を考えねば。


大学の仕事を辞めても続けても、結局今月は
無給だったという事だ。そんな事なら
仕事を放り投げて年休消化しながら仕事を
探しに行けば良かった。
でもまあ、いいか。今は何の後悔も無いし。
納得いくまで仕事しといて良かったな。


問題はこれからだ。なるべく早く次の仕事に
就いて、再就職手当をもらうつもりだった。
が、これも色々決まりがあるようだ。
ハローワークから紹介した仕事じゃないと
もらえないとか。
何をどうするのが正解なんだろう?
誰かノウハウを教えてくれないかな。
ただひたすらややこしい。

春なのね

ここ数日ほとんど家に居たので、
今日は外に出た。


毎日自分の事ばかりやっているのも
申し訳ないから家の手伝いをして
いたが、家に居たら何も始まらない。
仕事が見つかる訳じゃないし写真の
作業もいまいち進まない。
本がいくらでも読める訳でもない。
なんか気を遣ってしまうのだ。
鬱屈してきたので、抜け出すことに
した。


先週から急に気温が上がって、
桜が咲いた。そういや大学以外の桜を
撮ったことがなかったなと思ったので
撮りに行った。
平日だから人も少ないだろうと思ったが
結構多い。旅行者かしら。居ない方が
いいんだけど(ぶつぶつ)。
とりあえず撮る。


じゃじゃ麺の元祖「白龍」の本店が
珍しく空いていたので入る。
本店に入るのは何年ぶりだろう?
一見昔通りだけれど、よく見たら色々
変わっていた。
メニューも昔はじゃじゃ麺とろうすう麺
と水餃子だけだったのに冷やしつけ麺と
焼餃子が増えていた。


かつては週1〜2回は通っていて、
食べた後友達に「今日の出来はナンタラ」
とか偉そうに語っていたが、今はもう
一見さんみたいなものなので謙虚にいただく。
でもまあ、やっぱ美味いわ。


精算する時「お支払いは?」と聞かれて
一瞬「え?」となる。そうか、カードとか
電子マネーが使えるんだ!うわあああ。
「現金で」と答えたら「そちらに」と
言われてまた驚く。お金を入れると
自動で精算するやつだー。コンビニにある
やつー。店の内装はほぼ変わらないのに。
30年の重みを改めて痛感する。


その後久々にハローワークへ。
年齢を入力して、仕事の種類は特に決めないで
検索する。数千件の求人が出てきたので
1つずつ見ていくが、何を見てもピンと
来ない。
「いやいや待て待て。贅沢を言ってる立場じゃ
無いだろう?」と思ったけれど、ピンと
来ないんだから仕方がない。300件くらい
見て、一応幾つかコピーして帰る。
そもそもどうしたいのだ俺は?


考える時間が必要だ。蔦屋書店へ。
コーヒーを買い、席に座り、ノートと
iPad miniを置いて、2時間色々書き込む。
少し頭が整理できたけど、進展した訳ではない。
でも良い時間だった。


その後紫波町図書館へ。3冊返して1冊延長
して、さらに3冊借りる。
この図書館、読みたい本がたくさんあって
楽しい。盛岡より面白いかも。
本を抱えて、幸せな気持ちで家に帰る。
離職票はまだ届いてないけど。

離職票

日曜日、休日である。
「無職だから毎日休日でしょ」と
言われるだろうが、無職にも休日はある。
ハローワークが閉まっているから、求職
活動が出来ないのだ。休みである。


まだ離職票は届いていない。
金曜日には届くと思ったが、繁忙期
ですから忙しいんでしょうねえ。


失業手当をもらう為のシステムという
のがなかなか面倒で、勤め先からハロー
ワークに届出→ハローワーク離職票
作成して勤め先に送る→勤め先から
退職者に離職票を転送→退職者が離職票
を持ってハローワークに届出、で初めて
雇用保険の届出が完了する。
そこから更に、僕の場合は退職理由が
「契約期間満了」なので7日間の待機
期間を経過した後にお金が入るのである。
いわゆる「自己都合退職」だと交付まで
2ヶ月かかる。


離職票には2種類あるんだったかな?
1つは元の勤め先、もう1つは退職者に
送られると知って疑問が湧いた。
「別々に送ればいいんじゃないか?
なぜ勤め先から転送させるんだ?」
理由はあるんだろうけど、無駄な気がする。
何より、それを一番必要としているのは
退職者なのだ。それが無いと収入が無いし、
今の僕だと仕事探しすらできないのである。


辞める前にそれを知ったので、人事部には
離職票が届いたらすぐ電話をください」
とお願いした。自分で取りに行くからと。
大学からは普通郵便で送ります、と言われた
のでそう言った。昨今の郵便事情では、
普通郵便だといつ届くか分からないからだ。
待ってられない。
でもまだ届いていない。待つしか無い。


今日は床屋に行った。
身なりだけでもきちんとしておこうと思った。
さっぱりしたけど「10月から値上げします」
というチラシを渡されて、すぐに気持ちが
沈んだ。「これも上がるんだ」
目の前に色んな支払いが積み上がっていく。


明日は月曜日。そろそろ届いて欲しいけど、
期待はしないでおこう。
また本でも読むか。

放流中

毎日ふらついているとさすがに罪悪感の
ようなものに襲われる。
世間に対しては無いけれど、母には
申し訳なく思っている。
56にもなって仕事もせず蓄えも無く、
家の手伝いもろくにしないで毎日ふらつき
回っているのだ。呆れているに違いない。


でも家にずっと居るのは苦痛だ。
考え事ができる環境ではないので、一日
家にいると何も前に進まずに取り残されて
いくような気持ちになるからだ。
もっとも、外に出たって大して状況は
変わらないのだが。


今日くらいは家で、部屋の片付けでも
しようかと思っていたが、やはり出て
しまった。「銀行に行って住民税納めて
くるから」と言って出たけれど、それだけ
やって帰るつもりは毛頭ない。


3日くらい前に住民税の請求が来た。
残り2ヶ月分、今月中に払えという。
「無職になったんですね。あっそう。
とりあえず税金は納めてくださいねー」
という訳だ。腹が立つ。
しかも2ヶ月分一括って。働いている時
より厳しいじゃないか。
確定申告の還付金はあれだけ遅れたくせに、
徴収の請求はすぐに来やがる。
色んな奴らに呪いをかけた。


だからと言ってこの忌まわしい請求書を
いつまでも持っているのも嫌なので、
納めてきた。厄払いである。


天気予報では午後から曇ると言っていたが、
それほどでもなさそうだ。撮影しても
また同じような写真になりそうだな。
それならそれでも良いけれど、10日間位
ずっと同じことやってるからな。
今日はいいか。


PC DEPOTに行く。中古のノートPCを
買って持ち歩きたいなあと思ったので。
そんなお金一銭も無いけど、考えるだけ
ならタダだ。
実際に金額を見たらまあ、考えるだけ
だったけど。


その後は近くの蔦屋書店に入って、
中古本コーナーをたっぷり時間をかけて
見た。欲しいものがあったけど、家に
まだ読んでない本が沢山あるので我慢した。
昨日もさわや書店で一冊買ったしな。


ただ、書店に入ったらできるだけ買おうと
思っている。お金が無くても。
本屋さんが無くなったらとても困る。
本屋さんが無い街は本当につまらない。
なので大した足しにはならないだろうけど、
買うようにしている。
長らく買うペースと読むペースが釣り合わ
なくなっていたのでためらうことも多かった
が、最近元に戻りつつあるので、もっと
買おうと思う。本は楽しい。


書店内のカフェへ。今日も書きものをしようと
したが、いまいち上手く行かなかったので
読書に切り替える。楽しいなあ。
この生活がずっと続けばいいのに。

どうしたものか

本日も実験の夢を見て目が覚めた。
「上手くいかねえなあ。サンプル作ら
なきゃならないのになー」
こないだまでは赤バイクの夢だった。
「あれ、この住所はどこだ?分からない、
時間が無い!」
その夢は見なくなったけれど、また新しい
悪夢に襲われるようになった。
この夢、しばらく見そうだな。


3時に目が覚めてしばらく動画とか見て
たら6時くらいにまた眠くなって、再び
起きたら8時半だった。
昨夜から激しい雨と風。雨の日を待ち侘びて
いたけれどこれは流石に撮影しづらい。
今日は家でじっとしてようかとも思ったが、
家事手伝い見習いで一日潰れるのも嫌なので
脱出する(母には悪いが、結局何もできなく
なるからな)。


で、ただいま午後1時半。僕は今日も蔦屋
書店のカフェでこれを書いている。
最近なんか知らないが色々書きたくなって
いて、昨日はiPad miniに手書きで、今日は
ノートにボールペンで書いている。


何を書くかと言うと現状の把握と今後どう
しましょうか、という事なのだけれど、
毎日書き出しは同じだ。
「さて、どうしたものか」


色々思うことを書き連ねていくが、
何の結論も出ないので最後の締めも
「どうしたものか」で終わる。
ゆっくり考え事をしたいから外に出てきた
ものの、頭の中に透明で硬い壁があって、
その向こうになかなか行けない。
ただ壁の周りをぐるぐる回るだけだ。


本だけはたくさん読める。
こんなに読めるのはかなり久しぶりでは
ないか。ここ数年ネットでの楽器探しや
YouTubeに時間を削られていて、本を
読もうという気になれなかった。
それを取り戻しつつあるのはとても嬉しい。
でもまあ、とにかく、どうしたもんかねえ。